ワーク・ライフ・バランスという発想が全国的に見直されてつつあります。各地でワークライフバランスをテーマにした講演・講習会が活発に行われるようになりました。
同時に企業内でも、単に戦士としてお金を稼ぐ”マシーン”的人材よりも、内面的に質の高い人格を求めるようになりました。積極的に人間教育を進める企業も増えてきています。
結局、起業、開業してビジネスを進めるにしても一番のセールスポイントは商材よりも”人間”だからです。
実際、いくら商材がすばらしくても目の前のセールスマンが単に金儲け主義で、下心見え見えで、人間的な魅力が全く見いだせないような人だったら、あなたはそんな人と取引したいと思うでしょうか?
起業するということは、会社を興すのと同時に人間を売り込むことでもあるのです。そのことに社会がようやく気づき始めたのです。
日本よりもいち早く成熟期を迎えたアメリカでは、とっくに人間的な付加価値の重要性を認め、社員教育や一般教育の中にも積極的に人間教育を取り入れていきました。
あなたが起業した後で、多くの社員を抱え込むようになったときには、あなた自身が先頭切って社員のための人間教育をしていかなければなりません。
また、ビジネスを大きく構築していった先人達に共通しているのも、こうした人間としての文化的価値に根ざした教養と高いレベルでの見識です。さらに、これらの価値は、”コンプライアンス”にもつながっていく価値観です。
実際、社会のトップを走り続けている企業の多くが、一見経済活動からほど遠いと思われがちな人間的な価値観を重んじてきたことによって、社会的な信頼を勝ち取り、お客様にメリットをもたらすアイディアや知恵を今も生み続けているのです。
しかしながら、高いレベルでの意識改革や価値観は一日で構築される物ではありません。普段から他人を大事にしていく姿勢を続けることによって、5年後、10年後には、あなた自身が、きっと見違えるほど成長しているはずです。
結局、あなたが起業独立し、育てていこうとしているビジネスの成功と継続は、こういった高いレベルでの人間力によってのみあり得るといっても過言ではありません。

